運動音痴の僕がボートレーサー最終試験に残るためにやったこと(1次試験編)

目次

*サイトより引用

皆さんこんにちは

マロと申します

僕は18歳から22歳までの4年間の間ボートレーサー試験を受験していました

時期としては2016年から2020年の期間です

最終的には3次試験(最終試験)に2回進むことができました

ボートレーサー試験というと

・運動が得意な人

・体育会系の人

・昔からボートレーサーを目指していた人

こういった人たちばかりをイメージするのではないでしょうか?

確かに受験する中で運動神経抜群な人や物覚えが良い器用な人もいました

ですが実際のところ運動がそんなに得意ではない人もいました

かくいう僕も

・運動音痴(体育の成績で3以上をもらったことがない)

・アニメオタク(アニメを見るために生きていると言っても過言ではない)

・ボートレース自体に興味がない(ボートレーサーの名前とかルールとか全然知らない)

みたいな感じでした

僕の場合はボートレーサーを目指したのは、完全にお金目的でしたので

ボートレース自体に対する興味とか全然なかったし、熱意とかもなかった

運動神経もお世辞にも良いとは言えない

そんな僕でもボートレーサー試験で最終試験に進出することができた

1次試験の成績は

学科試験40点満点中35点

握力(右)43キロ (左)41キロ

背筋力 136キロ

垂直跳び62センチ

上体反らし71センチ

長座体前屈25センチ

こんな感じでした

いかがでしょう?

「意外と大したことないな」って印象ですか?

もちろんこれより低い成績の人もいると思います

でも心配ないです

ボートレーサー試験に対して熱意を持って取り組める人なら

今回はボートレーサー試験に合格するために僕がしていたことを紹介しようと思います

ボートレーサー試験は1〜3次試験まである

すでにボートレーサー試験を受けたことがある人なら知っていると思いますが

ボートレーサー試験は1〜3次試験まであります

それぞれの試験に合格した最終合格者だけがボートレーサー養成所に入学することができる仕組みです

受験者数は受験する期によって多少変動しますが1000人〜1400人くらいで推移しています

年2回、5月と11月に1次試験があり

翌月6月と12月に2次試験が行われます

1次試験で1000人以上が落とされて一気に200人ほどに絞りこまれます

なので1次試験を突破するのに苦戦する人がかなり多いみたいですね

直近の倍率と受験者数の推移

*ボートレーサー試験塾グランプリより引用

実際に僕も1次試験を突破するまでに3回落ちて、4回目でやっと1次試験に合格することができた感じです

今回は1次試験に合格するために僕がやったことを紹介していきます

1次試験は学力試験と体力試験の総合力

1次試験は5月と11月の年に2回行われています

学力試験と体力試験が行われて、その成績で2次試験に進出できるかが決まります

基本的には成績上位者から合格していく仕組みですが

実はボートレーサーには支部ごとに所属が分かれていて

各支部ごとに合格者の上限が決まっているらしい

*フネラボより引用

なので東京にある支部は受験者数に対して合格者の枠が少なくなりやすく

なんて話もありましたが

とはいえ受験のためにわざわざ引っ越すのも大変だと思うので

自分が住んでいる地域で合格を目指すのが健全だと思います

1次試験は学力と体力

両方の試験があります

どちらかだけが得意でも昔は受かりました

でも最近は受験者のレベルがどんどんインフレしてるので

では実際に僕がどれくらいの成績をとっていたか紹介します

1次試験に合格した時の成績

学科試験は

・国語

・理科

・数学

・社会

これら4科目が行われます

試験の難易度は『高校入試程度』とされています

実際の難易度は期によって多少の変動はありますが、以前と比べて難易度は難しくなっているみたいです

受験生のレベルが上がってきたので、それに合わせて試験も難しくしているんでしょうね

なので実際は高校レベルの問題を想定しておいた方が良いかもしれません

僕が受験していた4年前の時期は公立高校入試程度の難易度だったと記憶しています

学科試験に向けてした対策は

・過去の出題傾向のチェック

・中学範囲の勉強

・一般常識問題の学習

これくらいです

過去の問題はネット上に解説付きで紹介してくれているサイトがあったので(艇学グループなど)

そう言ったサイトから情報を収集して傾向を知るようにしました

学習に使った教材は一般的な中学範囲の問題集を各教科揃えて使用しました

応用問題や見たことも聞いたこともない問題も一部ありましたが

基本的には基礎の知識で解ける問題や暗記で解けるものが多かった印象です

あとは一般常識問題もありました

・慣用句、ことわざ

・敬語の種類

・時事問題など

こういった問題は知っているかどうかなので、専門書で対策していました

今では試験の傾向も変わっているかもしれないで事前に要チェックです

体力試験は5種目

1次試験の体力試験は全部で5種目あります

・握力

・背筋力

・上体反らし

・垂直跳び

・長座体前屈

体育なんかで誰でもやったことがある種目ばかりですよね

改めて僕が試験に初めて合格した時の成績を紹介すると

学科試験 40点満点中35点

握力(右)43キロ (左)41キロ

背筋力136キロ

垂直跳び62センチ

長座体前屈25センチ

上体反らし71センチ

もちろん受験する期や支部によって合格ラインは上下します

今ではこの成績で合格できなくなっている可能性もあります

1次試験は実力勝負

合格できなかったらさらに成績を上げる必要があります

では僕が体力試験の対策としてやっていたことをご紹介します

握力向上はハンドグリッパーしかない

握力試験は苦戦する人が多いと思う

握力と体重って結構比例する部分が多い気がするし
握力が強い弱いって遺伝による部分も大きいと思う

体重制限があるボートレーサー試験では鬼門な気がする

僕は元々握力がすごく苦手で最初の試験では
両方とも25キロくらいしか出なかった(小学生か!)

そんな握力ですが最終的には50キロ近くまで上げることができた

その秘訣は『強度の強いハンドグリッパーを握ること』

100均とかに売ってるやっすい奴じゃなくて
海外製のちゃんとしたやつが良い

有名なのは『COC』ってやつ

これは細かく強度が分かれていて、自分にあったやつが選択できる

そして少なくとも自分の握力より20キロは強いやつを選ぶ

もし握力が40キロなら60キロのものを

50キロなら70キロのものを選ぶ

片手では当然閉じれないので、両手で閉じてから
片手を離してできるだけ閉じ続けるように粘る

握力の鍛え方はYoutubeやネットでたくさんやり方が出てるからそれを参考にすると良い

間違っても自己流で軽い強度でたくさんやろうとかしないで欲しい

軽い強度で1日何百回やっても強くならないから・・・

あと気をつけたいのが手汗!

僕は緊張すると手汗が止まらなくなる

握力で滑ると10キロとか余裕で落ちる!

なので滑り止めをバレないようにこっそりつけてから測定していた

これはグレーゾーンなのでやる場合は自己責任でお願いします

少なくとも手汗を拭けるようのタオルとかは用意しておいた方が良いね

背筋力は足で引っ張れ!

サイトより引用

背筋力って昭和の時代は体育であったらしいけど
僕はボートレーサー試験が初めてだった

最初の試験では使い方とか鎖の位置調整とかよく分かって無かった

そしたらまさかの90キロ台(多分小学生の方が強い笑)

背筋力って背中の力って書いてあるから、背中の筋肉が重要だと思ってたけど
実際のところ重要なのは足の筋肉

足で台を押して上に引っ張り上げるイメージ

このイメージを作るまでに結構時間がかかった練習にはデットリフトっていう筋トレが良い

背筋力の動きに1番近いと思う

あとはこれも手汗注意ですね

緊張するとどうしても手汗が出やすいから

それと鎖の位置

これは短すぎず、長すぎず

少しだけ前傾姿勢をとった時にバーがちょうど腰骨の位置にくるくらいにすると良い

この辺はベストな位置が人によって違うと思うから
実際に測定しながら探っていってほしい

垂直跳びはコンディションの影響大

垂直跳びはその日のコンディションによって結構数値が変わる

寝不足で体が重い時とベストコンディションだと雲泥の差

なのでできるだけ試験当日に向けて体調を整える努力が必要

あとは疲労も残さないように

垂直跳びみたいな瞬発力が必要な種目は
疲れが残った状態だと良い成績が出にくい

なので試験の3日前くらいからは軽めの運動だけ
もしくは完全に休みにしちゃっても良いと思う

焦る気持ちも分かるけど、意外と休んだ方が良い結果が出ることもあるからね

瞬発力を鍛える運動は調べればたくさん出てくる

僕がやってたのはボックスジャンプ

*サイトより引用

瞬発的な力は短期間では伸ばしにくいのである程度時間をかけて鍛えていきましょう

柔軟こそ運動音痴は努力しろ

柔軟種目は運動音痴とか関係なく努力次第で誰でも伸びます

なので柔軟の2種目で満点を取ることを目指してください

満点のラインは

・上体反らし70センチ

・長座体前屈25センチ

このラインを目安にすると良いと思います

具体的な対策としては

・毎日風呂上がりの柔軟を30分

・上体反らしは腸腰筋のストレッチが効果的

・長座体前屈はハムストリングスを伸ばす

まず風呂上がりのストレッチを習慣にしましょう

お風呂上がりは血流が良くなってストレッチの効果も出やすいです

毎日30分はテレビを見ながらでも良いので行いましょう

上体反らしは背中の筋力も大事ですが、腸腰筋の柔軟性も同じくらい大切です

ここの筋肉が硬いと、体を反らす動きにブレーキをかけてしまいます

ですので腸腰筋が硬い人はストレッチで柔軟性を高めましょう

腸腰筋のストレッチはこの動きがおすすめ

*サイトより引用

しっかり伸びを感じながら行いましょう

長座体前屈はやったことがある人も多いですよね

こんな感じのやつ

対策としてはこの動きを普段のストレッチでやるしかないです

時間をかけて柔らかくすることです

あとはよくいるのが背中が丸まっている人

これだと足裏のハムストリングスがしっかり伸ばせないです

*サイトより引用

なのでできるだけ骨盤を立てて行うように気をつけましょう

運動が苦手な人は学科試験でカバーしよう

ここまで体力試験の対策について話してきました

もちろん体力試験の成績を上げることは大事です

ですがそれにも限界があります

僕の場合はどれだけ努力しても握力は50キロ、背筋力は150キロ代が限界でした

これは元々生まれ持った限界値があるからだと思います

野球をやってる人がどれだけ努力してもみんなが160キロの球を投げられるわけじゃないですよね?

それと同じように体力には人それぞれ上限値があります

なので元々運動音痴、運動が苦手な自覚がある人は余計に
学科試験の成績を上げる努力が必要です

極端な話、学科試験で満点を取れば体力試験の成績がそこそこでも受かる人はたくさんいます

僕が合格できたのも学力試験で9割以上安定して取れていたことが大きいです

何も超難問が出るわけじゃないです

事前に対策していけば9割を取るのは難しくないです

それもできない場合には残念ながら諦めた方が良いかもしれないです

医者や野球選手を目指した人全員がなれるわけじゃない

ボートレーサーも同じです

挑戦する権利は誰にでもあるけど全員がなれるわけじゃない

ある程度の能力値は必要なんです

僕はボートレーサーにはなれなかったけど
ボートレーサーを目指して努力している人は応援しています

今回の僕の情報が何かの参考になれば良いなと思ってます

また2次試験や3次試験についても書きたいと思いますのでよければチェックしてください

それではまた

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