ボートレーサー試験の合格基準は?足切りラインは存在するの?
皆さんこんにちは。マロです。
今回はボートレーサー試験の合格ラインについてのお話です
僕がボートレーサー試験を受験していたのは、5年ほど前の時期なので今は少し状況が変わっている可能性があります
それでも参考になる部分はあるのではないかと思います
ボートレーサー試験になかなか合格できずに悩んでいる人は1つの参考にしてみてください
1次試験の合格ラインは?

1次試験で行われるのは、学力試験(4教科)と体力試験(5種目)です
詳しくはこちらの記事で紹介しています

僕が初めて1次試験で合格した時の成績は
学科試験40点満点中35点
握力(右)43キロ (左)41キロ
背筋力 136キロ
垂直跳び62センチ
上体反らし71センチ
長座体前屈25センチ
2016年5月の試験の時でした
今が2025年なので約10年前です
そのころはこの成績でも合格できていましたが、現在はレベルも上がっていると思います
不景気や就職難からボートレーサーを目指す人も増え、競争も激化しているからです
男性の受験生なら
・学科試験9割(36点)以上
・握力左右50キロ以上(女性は35キロ以上)
・背筋力150キロ以上(女性は105キロ以上)
・垂直跳び66センチ以上
・上体反らし70センチ以上
・長座体前屈25センチ以上
コレだけの成績を取っておけば、1次試験で落ちることは
よっぽどレベルが高い受験生が集まった時以外はないと思う
だってボートレーサー受験生って男性でもみんな57キロ以下の体重だから
その体重で握力60キロとか背筋力200キロとか
不可能ではないけど出せる人はごく一部だろうから
それよりも学科試験と体力試験で満遍なく良い成績を出せる事の方が重要だと思う
足切りは存在する?満点ラインは?
正直なところ1次試験に足切りとかは存在しないと思います
僕が受験するより前はもっと合格ラインが緩くて
学科試験が満点なら、男性で握力30キロとか背筋力100キロとかでも合格する人はいたらしい
なので、この数値以下なら足切りとかっていうのはないと思う
でも現在はレベルが上がってるので、そもそも極端に成績が悪い種目が1つでもあると
それだけで合格するのは難しくなってると思います
それから満点の基準
僕が受験していた頃は体力試験にもそれぞれ満点のラインがあって
・握力50キロ
・背筋力150キロ
・垂直跳び70センチ
・上体反らし71センチ
・長座体前屈25センチ
これが一つの満点の基準とされていた
もちろんこれ以上の成績が取れるに越したことはないけど
もし握力がすでに50キロ出せていて、逆に柔軟が苦手なら
握力を伸ばすより、柔軟を克服する方が効率的
1次試験は得意を伸ばすよりも苦手を潰す方が優先です
2次試験以降の採点基準はブラックボックス

実際のところ2次試験以降は採点基準が曖昧な部分が大きいです
2次試験には主に
・体力試験(腕立て伏せ、柔軟性、持久力など)
・適性試験(動体視力、手先の器用さ、反応力など)
・操縦試験
これら3つの試験があります
定説として、体力試験よりは適性試験や操縦試験の方が
配点が高いのではないかと言われています
ですが実際のところは、試験の配点や結果については完全なブラックボックスです!
実際に他の受験生の話を聞いている中で、明らかに成績が良くないのに
なぜか2次試験を通過している人もいれば
どの成績も満遍なく取れているのに、不合格になってしまった人もいました
僕個人の勝手な予想ですが、実際のところ2次試験の合否は
1次試験のような成績上位者を合格させるシステムではないと思います
ならどういう仕組みなのか?
それは教官たちにしかわからないので明確な答えはありません
ですが予想することはできます
教官たちが欲しいと思ってる人材はどんな人か?

ボートレーサー養成所の教官はどんな人材を欲しいと思っているのか?
そこから逆算して考えてみましょう
教官が求めているのは
・優秀なボートレーサーになってくれそうな人
・養成所での集団行動や規律を守れる人
・やる気や熱意、将来性が期待できる人
どうでしょう?
もしあなたが教官だったら、こういう人に入学して欲しいと思うんじゃないでしょうか?
なので2次試験以降では、いかに教官たちにこの人に入学してほしいと思ってもらえるか
これが大事になってくると思います
若い人や受験回数が少ない人が合格しやすい傾向にあるのも
それだけ将来性に期待ができるからだと思います
別に媚を売る必要はないですが
少なくとも悪い印象を持たれる行動は避けた方が良いですよね
それではどういう行動が悪印象につながってしまうのでしょうか?
2次試験で悪い印象を持たれる原因
監視カメラがあることを忘れている

2次試験の間は基本的にずっと監視されていると思った方が良いです
館内のあちこちに監視カメラがあって監視されています
教官も24時間ずっと見ているかはわかりませんが
見られている意識は忘れてはいけませんね
よくあるのがゼッケンのつけ忘れ
2次試験中は部屋の外に出る際は必ず番号がプリントされたゼッケンをつけています
これをつけないで部屋の外に出てしまう人が結構いた
ボートレーサーには細かいところも意識することが求められるので学校でもそういう姿勢が求められるんです
教官から目をつけられる行動をする
教官から目をつけられる行動としては
・試験中の私語や居眠り
・ゼッケンのつけ忘れ
・試験のルールを守らない
こういったことは絶対やめましょう
試験中に出来るだけ良い点数を取ろうとして、訓練生や教官の指示に従わない人がいました
腕立て伏せの試験とかで訓練生から
「〜番!もっと腕伸ばしてください!」
とかヤジみたいなのが飛びます
これはしっかりやってる人でも言われることがある
多分訓練生もノルマみたいな感じで言ってる部分もあると思う
でもこの時に注意を受けたのにあからさまに無視して
試験を続けるのは良くないです
多少試験の成績が下がっても、訓練生の指摘に素直に従う所を見せた方が良い
もちろんあんまりにも成績が落ちちゃうのも良くないけど
その辺はバランスですね
とにかくボートレーサー養成所では上の指示には絶対服従の姿勢が求められます
ですので受験生も素直な姿勢を見せていく必要があります
致命的なミス
2次試験はたくさんの種目がありますが、その中でも操縦試験は注意です
これまで操縦したことない人がほとんどなので、超絶テクニックとかは求められません
ですが、転覆や危険走行、同乗者の指示に従わない
これらの行為は絶対にやめましょう!
一発不合格になる可能性大です
そりゃそうですよね
入学後は操縦することがメインになるのにその適性がないと判断されてしまったら
それだけで不合格になっても不思議ではありません
最後まで諦めない心を

2次試験で大切なことがもう一つあります
それは最後まで諦めないこと
2次試験は3日間で30個近い試験科目が行われます
そうするとどうなるか?
必ず失敗するものが出てきます
「もっと上手くできたはずなのに」
「なんであの時〜できなかったんだろう」
そんなふうに考えて落ち込みます
でもこの時にどれだけ早く切り替えられるか
それは個人のメンタルにかかってきます
終わってしまったものは仕方ない
次の科目でどうやって良い記録を残すか
そうやって考える方が良いですよね
実際30個も科目があって全部完璧にこなせる人なんて一握りです
それに前述したように2次試験は単純な試験の記録だけで決まるわけじゃありません
教官たちに最後まで諦めない姿勢や強い心を見せることも大事な試験項目だと思いますよ
というわけで今回は僕が2次試験に合格するために意識していたことを紹介してみましたが、いかがでしたか?
参考になれば嬉しいです
それではまた
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